2016-08-09(火)
ケアなさる方、受けられる方両方にお薦めの、こころの本。
会話を通じて、実際の介護を通じて、ケアをなさる方も、ケアを受ける方も、ことばや表情、身体の動きなど、さまざまな形で時々の気持ち、心の状態が無意識のうちに現れています。寄り添う介護とは、お互いの心の状態をできる限り(100%はもちろん難しいですが)理解しあえるケアだと思います。ただ、頭ではその通り、とわかっていても実際は簡単なことではありません。そんなケアについてのお互いの心理について、とても分かりやすく解説してくれる本があるのをご存知ですか。少し古い本になりますが、「ケアの心理学(ベスト新書)」という書籍です。あとがきで作者の方が書かれている、「誰かをケアすることは、あなたがケアされることでもある」という趣旨のご発言が、この本の内容を表しています。古本屋さんなどで見つけたら、ぜひお手に取ってみてください。