トピックス | 東京都国分寺市の訪問介護【訪問介護本舗　さつき】

2021-02-04（木）

ヘルパーベリーちゃんのお仕事☆奮闘記!vol.14　詐欺電話にはご注意を

緊急事態宣言が伸びてしまいましたね。感染者数は減りつつあるものの、まだまだ油断することはできない世の中です…。


さて今回は利用者様のご自宅にかかってくる「詐欺」の電話についてお話していきたいと思います。正直私も訪問介護の仕事をするまで、詐欺の電話なんて他人事だと思っていました。
私の家には固定電話がないので、もちろん詐欺の電話がかかってくることはありません。しかし詐欺の電話に困っている利用者様は本当に多いんですよね。

先日利用者様のご自宅で支援をしていた時、たまたま詐欺の電話がかかってくるということがありました。
今回は
「医療費の還付金がある」

という電話でしたが、利用者様がご自身で詐欺であると気が付いて電話を切ったため、大事には至ることはありませんでした。電話を切る際に相手から「バーカ!」と怒鳴られたそうです。本当に幼稚な詐欺電話で、私も頭にきました!(――〆)

またほかの利用者様のご自宅には、不用品回収や遺品整理の電話が何度もかかってくるということがありました。

「何度もかかってくるうちに相手の人と親しくなった」

「悪い人じゃないわよ」

と利用者様は仰っていましたが、そう思わせる事こそが相手の狙いです!
本当に不用品回収の人だったとしても、詐欺グループだったとしても、顔の知らない相手と話し込まないよう注意しなければなりません。ヘルパーがいればすぐに注意喚起することが出来ますが、実際に詐欺電話がかかってくる時間帯、利用者様は1人でいることが多いはずです。
コロナも流行っているため外に出て人と話す機会がない、寂しさや孤独を感じていらっしゃる利用者様もいらっしゃいます。そのため相手が詐欺グループだったとしても、それに気が付かずに良い話し相手だと思い込んでしまうこともあるようです。

今はコロナワクチンに便乗した詐欺もありますし、詐欺の手口は巧妙になってきています。特に一人暮らしをされている認知症を患っている方にとって、詐欺の電話を見抜くのは難しいことかもしれません。

詐欺電話の対策としては、知らない番号からの着信を拒否設定にしておく、(オレオレ詐欺の場合は)家族との合言葉を決めておく、録音機能のある電話にする、などさまざまなことがありますが、やはり私たち訪問ヘルパーができることは限られています。

詐欺の電話がかかってきたときに、不快な思いをしたり怖かったり焦ったりしてしまう利用者様は多いはずです。実際に身に覚えのないはがきや手紙が届いた時に、「これは安心かな?」と利用者様に相談してもらうこともあります。そこで私たちヘルパーを頼りにしてもらうのはありがたいことですし、もちろん力にならなければいけないと思います。しかし私たちもずっと利用者様と一緒にいられるわけではないので、ご家族の方とも連携を取りながら利用者様の様子だけでなく暮らし全体についても把握していけたら良いなあと感じています。



では、次回のヘルパーベリーちゃんの介護奮闘記☆もお楽しみに!