2021-03-11(木)
ヘルパーベリーちゃんのお仕事☆奮闘記!vol.20 初めてのガッツリ入浴介助!
先日の支援で、初めて入浴介助に入らせていただきました。
部分清拭や足浴などの介助はさせていただいていますが、がっつり入浴介助をするのは初めてです。
いろいろな利用者様と出会い介助ができるということはとても勉強になりますし、ありがたいことだと思っています♪
まず入浴介助で大切なのは、血圧や体温を測り利用者様がお風呂に入れる状態なのかどうか、把握しておくということです。
また必要な物品(タオルや着替えなど)をあらかじめ用意したり、お湯の温度を確認しておくということも欠かせません。お風呂で裸の状態で滑って転んだり、湯舟の中で事故が起きてしまわないためにも、入浴介助の間は利用者様から離れることは出来ませんよね。なので、入浴の介助の途中で利用者様から離れなくて済むように、事前の準備をしっかり行い安全にお風呂に入れる状況を作ってから支援を開始するという事がとても大切です。
さまざまなリスクが考えられる浴槽では、より慎重な支援を心がけるようにしています。
私が入浴介助に入らせていただいている方は認知症を患っているため、1つ1つの動作を丁寧にお声掛けすることが大切になってきます。お風呂に対する拒否が見られることもあるため、お風呂に入るまでが大変なのです。
先日初めての支援に入らせていただいた時も、「お風呂に入りましょう。」とお声掛けしたところ「今日は風邪をひいているから入れないの。」とあまり乗り気ではありませんでした。
そのため一度リビングに戻り、まずは「お着替えをしましょう」というように、お声かけの内容を変えてみました。お着替えはすぐにしていただけたので、下着と肌着だけの状態で再びお風呂へ!
自分が洋服を脱いでいて、目の前に沸いたお風呂がある…
この状況になったとき、利用者様の気持ちは「お風呂に入るんだな」というように切り替わりました。色々なお声かけを試しながら、どんな言葉が効果的なのか探っていかなければならないと思っています。
お風呂場に誘導した後、シャワーをする際には、湯温を確認しながら心臓から遠い部分(足の方)からお湯をかけて、湯船につかります。
この方の場合はお風呂に入るときにどうしたら良いのか、どうしたら浴槽から出られることが出来るのか、ということが分からずに不安になってしまいます。
そのためどこにつかまれば良いのか、どちらの足をあげて浴槽をまたげば良いのか、細かな指示を出すことが大切になってきます。
言葉だけで伝わらないときには、実際にお手本を見せたり手足に触れたりしながらやっていくのも効果的です♪
私たちにとっては当たり前の行動も、認知症の方にとっては当たり前ではありません。特にお風呂は滑って怪我をしやすいなどの危険が伴うことも多く、また、とても羞恥心を伴うものでもあるため、不安になってしまう利用者様は多いかもしれませんね。
そんな不安が積み重なって利用者様がお風呂嫌いになってしまわないように、丁寧なお声かけをしたり楽しいお話をしたりしながら安心して入浴できる方法を考えていきたいと思っています♪
初めての入浴介助は私も気を張って緊張してしまいましたが、お風呂を出た後の利用者様のご機嫌な様子を見ることが出来てとても嬉しくなりました♪
入浴介助においては、慣れるまで社長さんも一緒に来てサポートしてくれるので安心です。利用者様のその日の気分や状態で関わり方を考えながら、入浴介助についてしっかりと学ばせていただきたいと思っています!
では、次回のヘルパーベリーちゃん介護奮闘記☆もお楽しみに!