トピックス | 東京都国分寺市の訪問介護【訪問介護本舗　さつき】

2021-03-22（月）

ヘルパーベリーちゃんのお仕事☆奮闘記!vol.21　初めてのサービス担当者会議について

だんだんと暖かい日が増えてきましたね。天気が良いから散歩や買い物に行こうかな、とお話しされる利用者様も増えてきました。

さて今回は、私が初めて参加させていただいた「サービス担当者会議」について書いていきたいと思います。この会議は何か新しい介護サービスを導入する時や、介護認定の更新の時などに行われ、利用者様とそのご家族、ケアマネさん、サービス責任者が参加します。

今回は新規のご利用者様の会議に参加しました。
まずはご自宅にお邪魔して、ご挨拶をしたり居住環境を確認したり、利用者様自身の事を知るためにアセスメントを行ったりなどやることは盛りだくさんです!
支援内容を確認し、契約を交わすまでが一連の流れになります。



初めて利用者様のご自宅にお邪魔するわけですから、良い第一印象を持ってもらうことが大切ですよね。今回の方の場合は認知症を患っており、訪問介護を利用するのが初めての方だったので、どんな人が来るのか、何をするのか不安は大きいかもしれません。少しでも利用者様の不安を軽減できるよう、言葉遣いや仕草、表情などにも十分気を遣って利用者様やご家族と接するよう心がけました。

サービス担当者会議で私は主にご家族の方とお話をして、家の中を案内していただきました。そこで気が付いたことは、ご利用者様が望んでいることとご家族が望んていることは必ずしも一致しない、ということです。

利用者様自身はあまりヘルパーを入れることに積極的ではないようでしたが、社会とかかわりを持ってほしい、運動をして食生活を改善し、健康的な生活を送ってほしい、というのがご家族の望みでした。

具体的には冷蔵庫の中や部屋の掃除、洗濯をして利用者様の身なりを整えてほしい…など利用者様の事を大変心配しているご様子でした。一方で、ご本人はというと、生活で困っていることは何もないと感じていらっしゃいます。実際客観的に見れば出来ていないことが盛りだくさんでもご本人がそれを感じていらっしゃらない場合、ご家族が問題だと感じていることを全部解決していく事は難しいです。

私たちも利用者様やそのご家族が困っていることを一緒に解決していきたい、お手伝いさせてほしいと思っていますが、まずは利用者様との信頼関係を築いてから、ということが大前提になってきます。信頼関係も築けていない私たちが突然家の中に入り、勝手に掃除を始めたり、物を捨ててしまったら…利用者様は不快な思いをしてしまうでしょう。もうヘルパーには来てほしくない、と思われてしまったら、その先支援をしていくことが難しくなってしまいます。

利用者様とお話したり生活の様子を観察したりしながら、じっくりゆっくりその方について知り、信頼関係を築いていきたいと思っています。

すぐに必要な支援をスタートさせることも大切ですが、利用者様が安心してヘルパーに支援を頼むことができるようになるまで、焦らずに時間をかけることもとても重要なことです。

利用者様に長く寄り添い良い関係で支援をさせていただくために、ご家族の意見はもちろん、ご本人の意見を尊重しながら支援を行っていきたいと思っています。


初めての会議で私も緊張しましたが、とても良い経験をさせていただきました!まだまだ訪問介護について学ぶことはたくさんあります。つまり、まだまだヘルパーベリーちゃんには伸びしろが期待できるということです!(笑)

これからも日々勉強し、成長していきたいと思っています☆