2021-04-02(金)
ヘルパーベリーちゃんのお仕事☆奮闘記!vol.24 認知症の方の支援導入について
4月に入り、本格的に暖かい日が続くようになりましたね。
最近はご新規の利用者様も増え、色々なことを学びながら日々成長しているヘルパーベリーちゃんです⭐︎
さて今回は今月から支援が始まった利用者様について、お話ししていきたいと思います。
その方は認知症を患っており、同じものを繰り返し買ってしまったり、掃除やゴミ出しのやり方がわからなくなってしまったり、入浴や洗濯が難しくなってきたり...という状況で、日常生活がきちんと送れているのか、ご家族の方がとても心配されていました。
客観的に見れば、日常生活に十分支障が出ているのですが、認知症を患っているため自分は出来ている、何も困っていることはないとご本人は仰います。そのため、ご家族は支援を希望されますが、ご本人はあまり支援に前向きではないようでした。
そういう状況で赤の他人であるヘルパーががいきなり家にきてご家族が望むような掃除やら洗濯やらをやってしまうと利用者様が私たちに対して不信感を抱いてしまう可能性があります。
入浴をしたり洗濯をしたり、冷蔵庫の中のものを片付けてほしいなど、今の状況を良くするためにご家族の方が色々な支援を要望されるのは当然のことですよね。
しかし、たとえ認知症を患っていて現状を正しく認識できていないとしても、ご本人のお気持ちを尊重しなくては支援を継続させることは難しくなってしまいます。そして、最初の支援導入で躓くと、その後も訪問介護という支援そのものに悪いイメージを持ってしまい、たとえ入るヘルパーを替えたり事業所を交代したとしても否定的になってしまう事もあります。導入時の印象はその後の在宅生活を継続させるうえで非常に大事になってきます。
なので、まずは支援を続けて行けるよう利用者様との信頼関係をしっかりと築かなければなりません。
支援は始まったばかりなので、まずはいろいろなお話をしながらお互いのことを知り、信頼関係を築き上げていく時間をとるように心がけています。
その甲斐もあってか、一緒にゴミをまとめたり掃除をしたりという支援にも前向きになって、困っていることややってほしいことなどを少しずつ、相談してくださるようになりました。
まだ数回しか支援に入れていないので、これで信頼関係が築けた!と思い込んでしまうのは危険です。その日によって不安が強かったり、気分に波があることも考えられます。
利用者様と信頼関係を築くのにはとても時間がかかりますが、利用者様がご自宅で
安心して暮らしていけるお手伝いをより長くさせていただくために、初めは焦らないことが大切です。
これから先末長く付き合っていくことができるように、じっくりと信頼関係を築きながら、利用者様やご家族と相談しながら、支援を進めていきたいと思っています⭐︎
では、次回のヘルパーベリーちゃんもお楽しみに♪