トピックス | 東京都国分寺市の訪問介護【訪問介護本舗　さつき】

2021-05-13（木）

ヘルパーベリーちゃんのお仕事☆奮闘記!vol.31　入浴の支援について

コロナのワクチンの接種予約が取れたという報告が、たくさんの利用者様から聞かれるようになりました。ネットや電話予約が難しい、と感じている方も多いと思いますが、多くの利用者様にワクチンが届くことを願っています。



さて今回はなかなかお風呂に入れない利用者様についてお話ししていきたいと思います。

私が訪問している利用者様の中に、なかなかお風呂に入れない方が何人かいらっしゃいます。その理由は様々です。

あるご利用者様はお家で1人でお風呂に入ることが環境的に難しいということで、本来であれば週に2回デイサービスで入浴ができるように手配されているのですが、デイサービスにはいきたくない、という拒否があり月に1度も入浴できていない状態です。
今はヘルパーが足浴や清拭で対応しています。

また他の方の場合、認知症を患っていて意欲の低下がみられお風呂に入ることが億劫になってきてしまい、入浴だけでなくお着替えもなかなかできない状態です。
今は少しずつ、信頼関係を築きながら支援の拡大を図っているところですが、まだお風呂の支援までは行きついていない状況です。

私たちは当たり前のように日々お風呂に入っていますが、高齢者の場合、お風呂はとても体力がいる一大イベントになってしまうこともあります。ですが、入浴は清潔を保つという事以外にも、身体の循環を改善したり、リラックス効果があったりと様々な効果があり、とても大切です。
お風呂に入れないことで皮膚状態が悪くなってしまう、臭いが出てきてしまうなど
心配なことは多々ありますよね。これから気温も上がってくるので、汗疹による痒みが出てきてしまうことも考えられます。


またお風呂に入らないとお着替えをする機会も少なくなり、お洗濯もできなくなってしまいます。意欲が低下し、日常生活における家事などがどんどんできなくなることも危惧されますよね。



私たちヘルパーが家で入浴介助を始める際には、その方が自宅で入浴できるのか見極め、お風呂に入れる環境を整えなければなりません。
浴槽の掃除をしたり、シャンプーやシャワーチェアなどを用意したりするのはもちろんのこと、利用者様が感じる羞恥心にも配慮してしっかり信頼関係を築くことも大切になってきます。

利用者様が安心して安全にお風呂に入ることができるよう、意欲的に日常生活が送れるよう支援していかなければなりません。


「ヘルパーさんと一緒だと安心してお風呂に入れる」

と思っていただけるように、日々の支援で信頼関係を築き、少しずつ入浴に対する意欲を高めていけたら良いなあと感じています。



では、次回のヘルパーべりーちゃん介護奮闘記⭐︎もお楽しみに!!