2021-10-18(月)
ヘルパーベリーちゃんのお仕事☆奮闘記!vol.50 様々な形の入浴介助
肌寒さを感じる日も増えてきましたね。
寒いと体の調子が悪い、とお話しされる利用者様も多いように感じます。
さて今回は、入浴介助についてお話していきたいと思います!
今訪問している利用者様のうちの数人ですが、入浴をお手伝いさせていただくことがあります。その方のお体の状態によって入浴介助のやり方はさまざまです。
ほとんど見守りだけでご自身で体や髪を洗うことが出来る方もいらっしゃいますし、認知症の方の場合は一つ一つの動作をお声かけしながらヘルパーが体や髪を洗い流すことで入浴できるという方もいらっしゃいます。
また、万が一のことがあったら怖いという理由で、ヘルパーが訪問する時間帯に入浴される方もいます。
お風呂場はとても滑りやすいため、高齢になると誰でもリスクを伴いますし、これからの季節ヒートショックなども怖いですよね。実は、ご自宅で急変が起こりやすい一番の場所は「お風呂」なんです。循環動態が変動しやすいため、心臓発作などを起こしやすいんです。お風呂は気持ちいいし、清潔にすることはとても大切なことですが、高齢者にとっては注意も必要なんですね。
また高齢になると足を上げて浴槽に浸かるということが難しくなってしまうため、お風呂に入ることが億劫と感じてしまう人も多いように思います。お風呂に入ると疲れてしまう、という体力的な問題もあるかもしれません。
しかしお風呂に入って体を温めることで、清潔保持だけでなく血行を良くする効果も期待できます。
私が訪問している利用者様もデイサービスに通わなくなってしまったことで長く入浴できていませんでした。ご自宅での入浴を提案したところ、初めは拒否されることも多かったのですが、少しずつ、顔を温かいタオルで拭いてもらったり、手足を拭いたり、そして足浴してみたりと、段階を経て根気強く利用者様が「その気」になって頂けるよう支援を続けていきました。その甲斐あってなんと今ではお風呂が大好き♡な利用者様になってくれました!
今日はお風呂の日かしら?と言って外で待っていてくれるほど、入浴の支援に対しても前向きになってくれたのはとても嬉しいです。
ヘルパーとしてのやりがいを感じた出来事でした♡
お風呂の介助は羞恥心を伴う支援でもあります。ヘルパーに手伝ってもらう事に抵抗を感じられる方もいらっしゃいます。また、認知症の方だとお風呂くらい自分で入れる、ちゃんと入っていると思い込んでいてなかなかお風呂の支援に結びつかないこともあります。ですが、たとえ認知症があったとしてもちゃんと信頼関係を築き、時間をかけて少しずつ出来ることから始めて行けば時間が掛かっても思いは伝わるものだと思います。
そしてお風呂の入り方はみんなそれぞれ違うもの。いろんな形の入浴介助があるので、1人ひとりのやり方に合わせた支援の方法を日々模索しながらこれからも頑張ります!
では、次回のヘルパーべりーちゃん介護奮闘記⭐︎もお楽しみに!