2021-11-05(金)
ヘルパーベリーちゃんのお仕事☆奮闘記!vol.52 認知症の進行
寒い日が続いていますね。この時期はコロナだけではなく、インフルエンザなどの風邪にも気をつけなければなりません。引き続き万全な感染対策をしながら、支援を行っていきたいと思っています。
さて今回は、認知症の進行についてお話ししていきたいと思います。
私が訪問している利用者様の何人かは、認知症を患っています。人によってどのような症状なのかはさまざまですが、最近その中のお1人の認知症が進行しているなあ...と思う出来事がありました。
その方はデイサービスを楽しみにしている方で、毎週デイサービスへの送り出しの支援を行っています。訪問する前にご自身でデイサービスに行ってしまうことがあり、何度かデイサービスの方からもう来ていますと連絡をもらうこともありました。
しかし最近はデイサービスまでの道のりを忘れてしまったのか、そこまで辿り着くことができなくなってしまったようです。
今までは訪問時に家にいなかったとしても、近くのコンビニやデイサービスまでの
道のりのどこかにいることがほとんどでしたが、最近どこを探してもいないということや、家がわからなくなってしまい保護されてしまうことも増えてきました。
デイサービスって何でしたっけ?とお話しされることもあり、少しずつ認知症が進行してしまっています。家がわからなくなってしまうということは本人にとってもとても不安なことであり、もし帰れなくなってしまったら、見つからなかったら..
と思うと私たちもとても心配です。
いつ、1人で出かけてしまうか分からないため、マンパワーだけでは限界があります。こういう時は、テクノロジーが活躍します!今回の場合ではGPS発信機の導入を検討しています。いろんなタイプがあって、首からペンダントのように下げたり、靴底の中に入れたりすることも出来るんです!
残念ながら今のところ、認知症は完治させることは難しく、お薬を飲むことで進行を遅らせることは出来ても、止めることは難しい病気です。
進行に個人差はありますが、ご本人がそれを自覚することは難しいと思います。そしてたとえ自分の変化に気がついていても、ご自身では対処の方法が分からず、誰にも相談できないというケースも多い病気です。
だからこそ、私たちヘルパーやご家族の方が利用者様の変化にいち早く気づいて支援を見直すことが大切になってきます。
その方に今必要な支援は何なのか見極めるためにも、些細な変化に敏感になり、利用者様の安全を守っていかなければなりません。
ご本人が少しでも安心して暮らしていけるように、しっかりとサポートしていきたいと思っています。
では、次回のヘルパーべりーちゃん介護奮闘記⭐︎もお楽しみに!