2022-01-13(木)
ヘルパーベリーちゃんのお仕事☆奮闘記!vol.60 ご自宅での生活が難しくなる時
寒い日が続きますね。
朝晩が厳しい冷え込みだったり、寒暖の差があったりすると、体調不良を訴える方も少なくありません。この時期は特に入浴などにも気をつけながら過ごしていただきたいと思っています。
さて今回は、ご自宅で暮らすことが難しくなるときについてお話ししていきたいと思います!
年始に私が訪問している利用者様がご自宅で倒れてしまい、入院することになりました。貧血で倒れてしまったのですが、今回が初めてではありません。以前にも貧血で倒れて救急車で運ばれてしまったことがありました。
ご家族も遠方におられるため、倒れるたびにすぐに駆けつけることは難しくなってきてしまいます。そのためご自宅での一人暮らしをやめて入所できる施設を探すことになりました。
私がこのお仕事を始めて最初に担当した利用者様だったので寂しい気持ちも大きいのですが、その方が安全に一人暮らしができなくなってしまったのであれば仕方ない事ですよね。
一人暮らしが難しくなってしまった時、
ご家族が介護できなくなってしまった時、
利用者様の病気が進行してしまった時、
などなど・・・ご自宅で暮らすことが難しくなってしまう理由はさまざまです。その方が安心、安全に暮らせなくなってしまうのであれば、そこで一度ご自宅での生活を見直す必要がありますよね。
でも慣れ親しんだ家を離れて施設に入るという事はとても勇気がいることでもあってなかなか決断できないことが多いのが現状です。今回のように、命に別状はなかったものの、倒れて救急車で運ばれるというような大きなきっかけでもない限りもう少しやれるんじゃないかと思ってしまいます。つまり、難しいのは家での暮らしが難しくなったと判断するタイミングなんですね。
本当であれば、こういうことが起きる前に施設を検討できるのが理想ではありますが、「施設に入ったらもう終わり」というお言葉もよく耳にしますし、皆さんなんだか施設に入るという事にマイナスな先入観を持ちすぎているような気もします。
高齢者の方々の支援では、いつが最後になってしまうのかわからないこともあります。今回のように急に具合が悪くなって突然のお別れになってしまうこともあるので、毎回の支援をより一生懸命させていただきたいと感じさせられた出来事でした。
では、次回のヘルパーベリーちゃん介護奮闘記⭐︎もお楽しみに!