2022-09-16(金)
ヘルパーベリーちゃんのお仕事☆奮闘記!Vol.88 洋服を着るのが難しい
9月も中旬になりましたが、まだ日中は汗ばむくらいの残暑が続いていますね。
台風(気圧)の影響もあるかもしれませんが、季節の変わり目は本当に体調を崩されてしまう方が多いです。利用者様の体調の変化にはいつも以上に敏感になりながら、支援を行っていきたいと思っています!
さて今回は、洋服を着るのが難しい利用者様についてお話ししていきたいと思います。
季節の変わり目は洋服選びが難しい・・・と感じる方は多いと思いますが、洋服を着る動作自体が難しいとはあんまり思いませんよね。いつも自然に無意識のうちにやっている動作です。
しかし、認知症を抱えている方の場合、洋服を着ることが難しい、着方がわからない...ということは珍しいことではありません!
今まで私が訪問していた方でも、下着を4枚重ねて履いていたり多い時では上着の下に6枚も肌着を着ている方がいらっしゃいました!その時利用者様が何を思って着ていたのかはわかりません。寒いからたくさん着たのか、それとも着たことを忘れて何度も着てしまったのか・・・。
しかし重ね着をし過ぎてしまうことで夏であれば熱中症のリスクが高くなってしまったり、汗疹などの湿疹ができて皮膚トラブルに繋がってしまうということが考えられます。
私が今訪問している利用者様は、ズボンと下着を履く順番がわからなくなってしまっています。
どういうこと?と思われるかもしれませんが、ズボンの上からリハビリパンツを履いてしまうんですよね...
そもそもリハビリパンツを履かずにズボンを履いていることも増えてしまっている状況です。
ただ忘れてしまうだけなのか、つけ心地が悪いのか、履き方がわからないのか、リハビリパンツを下着だと認識できていないのか...??
理由によって対処方法は変わってきます!
履き方がわからないけど聞くのははずかしい、と思っている認知症の方も沢山いると思います。
その方の尊厳を傷つけてしまわないように、どうしたらスムーズに履いてもらうことができるのか考えなければなりません。
訪問する度に確認をして履いていなかったら履いていただいたり、目立つところ(トイレやベッド脇)にリハビリパンツを置くようにしています。
また言葉で伝えても忘れてしまうため、絵や文字で説明書きをした紙を貼っておく
など試行錯誤している最中です!
洋服をきちんと着るということは、社会で生きていくためにも衛生的な観点から見てもとても大切なことですよね。その方にぴったりな方法が見つかるように支援の都度方法を考えていきたいと思います!
では、次回のヘルパーベリーちゃんお仕事☆奮闘記もお楽しみに!