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2023-04-06(木)

ヘルパーベリーちゃんのお仕事☆奮闘記!Vol.110 注意喚起の張り紙

桜も散ってしまいましたが、暖かい日が増えてきて嬉しいですね♡
とはいいつつも、まだ朝晩は寒さを感じることもあり、寒暖差のせいか気圧のせいか、体調の悪い利用者様も多いように思います。


服装にも迷ってしまう時期ですが、体調には十分気をつけながら過ごしていけたら良いなと思っています。



さて今回は、利用者様のご自宅の張り紙についてお話していきたいと思います。


利用者様のご自宅には、色々な紙が貼られています。
これは特に認知症を患っている方に多いのかも知れませんね。トイレやお風呂の場所を示すものだったり、着替えがどこに入っているかだったり、その方が暮らしやすいよう張り紙をされているご自宅は少なくありません。


張り紙は大きな字で読みやすく、イラスト入りのものもあり、その方にあった張り紙をご家族の方が工夫をして貼ってくださっているのだと思います。

張り紙があることでご本人も困らずに生活することができたり、ご家族の方も何度も同じことを聞かれなくて済んだりします。そのためご本人が困っていることに対して張り紙をする、というのはお互いのストレスを軽減するためにも効果的で良い方法ですよね。



認知症を患っている方でなくても、例えば糖尿病の方の場合、冷蔵庫に「糖分をとりすぎない!」という張り紙が貼ってあったり、固定電話のところに詐欺に対する注意喚起の張り紙が貼ってあったりなど、本当に色々なものを目にします。ご家族の方が、利用者様を心配されているのがよくわかります。



しかし認知症の方の場合は、ご自身で張り紙を貼られていることもあります。
家の至る所に「盗まないでください」という張り紙があった認知症の方がいたのですが、物取られ妄想が強いという表れでもありますね。


また張り紙ではないのですが、おそらく認知症の診断を受けた時の利用者様のノートを見たことがあります。 利用者様自身が何時に何をしたか、びっしりと書き綴られていたノートが何冊も置いてありました。忘れてしまうことへの恐怖や不安がそのノートから伝わってくるようで、初めて見た時にはショックを受けました。


張り紙や利用者様自身が書いたメモなどがだんだんと増えていくと、認知力が低下しているのかも?という気づきにつながることもあります。利用者様だけを見るのではなく、その方の暮らす環境を見て変化に気づいたり、暮らしやすい工夫を考えたりできるのは、ヘルパーだからこそできる技ですね!笑



いつもと違うと感じたら、すぐに情報を共有してその方の暮らしを守っていけたら良いなと思っています。

では、次回のヘルパーべりーちゃん介護奮闘記☆もお楽しみに!