2023-08-16(水)
ご利用者様からの貴重なお話を聴いて
こんにちは!
今回は久しぶりに藤原が登場です!
毎日これでもかというほど暑いですし、天気も不安定だし過ごしづらい夏です。
どこのお宅に伺ってもエアコン・エアコン・水分摂取・エアコン‼‼‼
念仏のようにどこでもかしこでもエアコンと水分摂取の話を唱えております(笑)
さて、8月15日は終戦記念日ですね。
ご利用者様の中には戦争を体験された方々がいらっしゃいます。
その方々から毎年、この時期には多くの体験談を聴くことができます。
当時、小隊長として200人の兵士を引き連れて戦っていたというお話。
特攻隊員として明日にでも出撃するという状況で終戦を迎えた方。
女学校で武器を作る手伝いをしていたというお話。
当時まだ小学生でラジオから流れる玉音放送の意味が分からず、ただただ両親や親せきがラジオの前で泣いているのを眺めていたというお話。
どのお話もとても貴重で戦争を知らない私にとって耳を傾けずにはいられないお話ばかりでした。
私の祖母は今年99歳になりました。
といういことは、戦争を体験している世代です。当時21歳なので色々な経験をしたのではないかと思います。ですが、祖母は戦争について一切話してはくれませんでした。それだけ辛いことだったのだろうと思います。
それを思うと、ご利用者様たちが私たちヘルパーに当時のことを語ってくださるということがどれだけ貴重でありがたいことだろうかと感じます。
実際に体験された方々もどんどん高齢になり戦争のお話を聴くこと自体が難しくなっている中で、この仕事をしているからこそこんなにもたくさんのお話を聴かせてもらえるんだなと感じています。
以前、病院に勤めていたころはたくさんの戦争経験者の方々に出会ってきたと思いますが、なかなかそういった貴重なお話を聴く時間は持てませんでした。
今の仕事はご利用者様のお宅で、生活の一部として私たちが訪問させてもらっているので日常のリラックスした状態だからこそそういった話をしてもいいかなという気持ちになってくださるのかもしれませんし、私たちもゆっくり話を聴く時間を持てます。
私たち戦争を体験していない世代でも身近な方の体験談を聴いて、感じて、考えることはできます。今の時代でもなお、ロシアとウクライナのように戦争は続いています。決して他人事にしてはいけないことだと思います。
当時の体験を聴いてその時どんな気持ちを抱いていたのか想像したり、その情景を思い浮かべてみたり、自分だったらどうするだろうかと考えたり、当時と今とでは常識も、教育も、思想も、いろんなものが違うとは思いますが考えたり想像したりすることが大事かなと思いました。