2024-02-19(月)
ヘルパーベリーちゃんのお仕事☆奮闘記!Vol.140 利用者様の洗濯事情
今月に入ってから、2人の利用者様との悲しいお別れがありました。いつかはこうなると分かっていても、立て続けにいなくなってしまうのはとても寂しいです。
この仕事をしているとこのようなことは珍しくはないかもしれませんが、気持ちを切り替えて、利用者様の支援を行っていきたいと思っています。
さて今回は、利用者様の洗濯物についてお話しして行きたいと思います。
利用者様から昔の洗濯の話を聞くことがありますが、冬でも冷水で洗濯板を使用して洗っていたそうです。そのため今はボタン一つで洗濯ができて楽になったとお話しされる方も多いのですが、それでも高齢者にとって洗濯を干したり取り込んだり畳んだり、というのは大変な作業だと思います。
洗濯機の中から洗濯物を取り出す際に台に乗らなければ手が届かなかったり、濡れて重くなった洗濯物を持って2階のベランダに上がったりするのも一苦労。
ただでさえ階段を登るのが怖いという方も多いですし、洗濯物を干していた際にベランダで転倒し助けを呼べず、しばらく誰にも気がついてもらえなかったという方もいます。
私たちにとってはなんてことない家事でも、利用者様にとっては大変なだけでなく、危険を伴う作業でもあります。
細かい作業が難しくなっている利用者様にとって、洗濯物を畳むこともかなり時間がかかってしまうこともあるようです。
洗濯物を干すお手伝いもさせていただくことがありますが、干し方にこだわりがある方も多くできることはまだ自分でやりたいと思っている方も少なくありません。
その場合はせめて洗濯物を二階に運んだり、ベランダに置いておいたりできる限りのお手伝いをさせていただいているのですが、たったそれだけのことでもとても感謝されることも多いんですよね。つまりは、こちらが「たったこれだけ」と思うことでも利用者様にとっては「大変な事」なんですね。
大変だと感じていても私たちヘルパーに遠慮してなかなかお願いできない利用者様もいますし、私自身利用者様と50歳くらい年齢が離れているのでこんなことが大変なんだ!
と気付かされることもあります。
だからこそ、利用者様が大変だと思っていることにいち早く気づき、少しでも安全に家事を行うことができるよう支援していきたいと思っています。
では、次回のヘルパーベリーちゃん介護奮闘記⭐︎もお楽しみに!