2024-11-15(金)
ヘルパーベリーちゃんのお仕事☆奮闘記!Vol.163 伝い歩きの危険性
11月に入り、朝晩はだいぶ冷えるようになりました。しかしながら日中の気温は20度に達する事があり、例年に比べたらわりと気温が高い日が続いているようです。本格的な冬はもう少し先かもしれませんね。
さて今回は、掴まる場所に要注意ということについてお話ししていきたいと思います。
高齢になると、家の中を歩く時に何かに掴まりながらつたい歩きをしたり、立ち上がる時に近くにあるものに捕まって立ったりする方は多いと思います。
そんな時
『そこに掴まったら危ない!』
と言ってしまうことがよくあります。
手すりではなく積み上げてある本や荷物に掴まってしまい、危うく転倒しそうになったところを何度も見た事があるからです。
杖や歩行器などを使用せずに家の中を移動されている方は、つい近くにあるものに掴まってしまいがちですよね。気持ちはわかりますが、安定しないものに掴まってしまうのは転倒の可能性がありかなり危険です。
先日、玄関先に郵便物をとりに玄関先にでた利用者様が、木の枝につかまりながら歩いていたのですが、木の枝に体重をかけてしまったせいで木の枝は折れ転倒してしまいました。
コンクリートの上に尻餅を付いてしまい強い痛みがあったため病院を受診したところ、腰の骨を折ってしまった事がわかり現在も入院中です。
掴まりやすく安定していて、体重をかけても大丈夫だと過信してしまうのは本当に危ない事だと思います。だからこそ歩行に不安があり家の中のいろいろなものに掴まって伝い歩きをされている方は、ぜひ手すりを導入してほしいです。
つたい歩きをされている利用者様が掴まっているものは、本当に安全なのか私も確かめながら支援を行っていきたいと感じました。
では、次回のヘルパーベリーちゃん介護奮闘記⭐︎もお楽しみに!