2018-12-08(土)
生きがいインタビュー第6弾②
要介護3ながらもお1人暮らしをされている吉川さん。前回は現在の生活の楽しみについて伺いました。窓から眺める景色の変化や鳥を眺めることで季節の移り変わりを感じられていたそうです。
いつも穏やかで複数のヘルパーが交代で入っていますがどのヘルパーに対しても優しく穏やかに接して下さる吉川さん。しかし実はもともとはそういう性格ではなかったというお話も伺いました。
Q:吉川さんが人生で大事にしていることは?
A:もともととてもわがままな性格だったから自分の意見を主張しすぎず、人の意見も聞いてこういう考え方もあるのかと思うようにしています。
この答えは私たちにとってはとても意外でした。私達に対してもっとこうしてほしいなどの要求はほとんどされず、買い物の時にお煎餅かって来てほしいと頼まれる程度です。でも実は昔は自己主張が強く周りと対立することも多かったんだそう。しかし、40歳くらいから労働組合の仕事で新聞を作る仕事を始め、取材活動などで人の話を聞くようになり人の意見も受け入れられるようになったそうです。
今後の目標について吉川さんは外に出て買い物に行けるようになりたいと仰います。今は訪問リハビリの先生と1階から4階までの階段昇降の練習をされていて最近初めて1往復できたそうです。もう少し慣れたら今度は車椅子を借りてヘルパーと一緒に近くのスーパーまで行けそうです。ほとんど外出することが出来ない生活の中でもしっかりと目標を持ち、前向きに生活されている吉川さん。私たちはこれからも吉川さんの生活の手助けになれるよう一緒に頑張っていきたいと思います。