2019-04-08(月)
防災について見直そう②
前回の続きです。今月は国分寺市の災害マニュアルから避難行動要支援者に関することをご紹介しております。
前回は避難行動要支援者とはどういった方なのかについてご紹介しました。今回は具体的な支援体制についてご紹介いたします。
避難行動要支援者への支援体制とは
要支援者として登録されると市が持っている情報を基に、名簿に名前が載ります。その名簿は自治体や町内会を含む地域の支援してくれる人々に提供されます。普段は要支援者の所在や特徴を把握し、災害発生時に迅速に支援が行えるよう努めます。
実際に災害が起きたとき(地震の場合は震度5弱以上と定めています)は市と全支援者が避難支援を行います。支援の内容ととしては、安否確認や避難先の案内、避難先までの誘導や避難生活の手助けなどを行います。
要介護4以上など要件に当てはまると自動的に名簿に載り、その名簿は自治体や町内会、民生委員の方々の手に渡ります。個人情報が第三者の手に渡るってちょっと不安に感じられる方もいらっしゃるかもしれません。もちろんその場合、希望すれば名簿には載せないようにすることも可能です。
ですが、大きな地震が起きたときは消防や救急、警察の人などは道路の寸断や大きな事故への対応などで個人のお宅への救助にまでなかなか手が回らず、時間が掛かることが予想されます。そんな時、身近にいる地域の人々との助け合いが最も大きな力になります。災害の混乱の中でも迅速に手助けが必要な人の元に支援の手が差し伸べられるよう講じられた対策の一つがこの名簿です。
この支援マニュアルには他にも災害に対する日頃の備えや災害時の具体的な行動などが記載されています。ご興味のある方は国分寺市のホームページ又は市役所に直接お問い合わせください。