2020-11-21(土)
ヘルパーベリーちゃんのお仕事☆奮闘記!vol.3 自立支援の大切さについて
寒くなってきたかと思えば、急に暖かい日が続いたり…。
おかしな気候になかなか体がついていかない、という利用者様も多いのではないでしょうか。
本格的な冬を迎える前に新型コロナの感染者も増えているので、体調には気を付けて過ごしていただきたいと思います。
さて、今回のトピックスのテーマは「自立支援」についてです♪
私たち訪問ヘルパーは、ケアマネージャーさんが立ててくれたプランに沿った支援をしています。基本的にはケアプランにない支援をすることは出来ません。
それでも利用者様のお宅に訪問しているとき、「これもやってさしあげたい」と思ってしまうことがあります。
「大変なんじゃないかな」
「私がやれば利用者様も楽なんじゃないかな」
しかしそれを全てヘルパーがやってしまったらどうなるか。
そうです!!
私の夫のように何もできなくなってしまうんです…!(冗談です(笑))
利用者様が自身でできることを私たちがしてしまうのは「自立支援」とは言えません。利用者様に日常生活動作を維持してもらうために、あえて全てを支援することはしないのです。
「これくらいやってくれても良いのに…」
と思われてしまうこともあるかもしれませんね。しかしそれでも、「残存機能を維持向上させていくための支援」をさせていただくのが私たちの仕事ということを、理解していただきたいと思っています。
私が訪問させていただいている利用者様の中に、「腰が痛い」「あまり人と関わりたくない」といった理由で、デイサービスに行きたくないと仰っている方がいます。しかし、だからといってすぐに車椅子を利用したり、外出せずにベッド上だけで生活をしたりしていたら、その方の生活の質・日常生活動作は維持できるどころか低下してしまう一方ですよね。
その利用者様にとって「歩くこと」「人と関わること」は今の生活を維持していく上でとても大切なこと、ある種のリハビリであるとも言えるのです。
これは決して利用者様に無理をさせてまで…ということではありません。利用者様のご家族やケアマネージャーの方と相談しながら、もちろんご本人の意思も尊重しながら本当に必要なことを見極めて支援させていただきたいのです。
「自立支援」は必ずしもご本人の望みと合致しないことがある、というのが難しい所なんですよね…。それでも利用者様にとって最も良い「自立支援」ができるヘルパーになれるよう、日々精進して参ります!
では、次回のヘルパーベリーちゃんの介護奮闘記☆もお楽しみに♪