2020-12-21(月)
ヘルパーベリーちゃんのお仕事☆奮闘記!vol.8 デイサービスの送り出し支援について
本格的な冬になり、寒い日が続くようになりました。寒くてあまり外出したくない…なんて利用者様の声も多く聞かれます。
新型コロナウィルスの感染者も日々多くなってきていますが、利用者様にも体調には十分お気をつけて過ごしていただきたいと思います。
さて今回は、デイサービスへの送り出しという支援についてお話しさせていただきます(^^
私の子供が保育園に通えるようになったので、早い時間の支援もできるようになりました♪
(ちなみにこの時間旦那はまだ寝てます。たまには子供を保育園に送ってほしいなんて全く思っていませんし、イライラなんてしてませんけどね…(笑))
朝の時間帯には、デイサービスへの送り出しの支援が多くあります。主な流れとしては、その日の日付や曜日を一緒に確認し、朝のお薬があれば飲んでいただき、デイサービスに行くための物品を用意、戸締りや火の元を確認して鍵をしめてデイサービスのバスが来るのを待つ、という流れになります。
一見簡単に思われるかもしれませんが、そうでもないんです。(笑)
私が支援している利用者様の中には、認知症の方もいらっしゃいます。
デイサービスへ行くことへの拒否が見られたり、用意しなければならないものがどこかへ行ってしまい、お迎えのバスが来るまでに急いで探さなければならないということも。
利用者様が安心してデイサービスに行くことができるよう、私も必死になって探しています。持ち物を見つけるためには、利用者様がなぜ物を無くしてしまうのか、もしくは隠してしまうのか、その原因や背景を知ることが大切です。
例えば物取られ妄想がある方の場合、大切なものが盗まれてしまったら困るという思いから、一番取られなさそうな場所にそれを隠してしまうということがあります。それは押し入れの中だったり、引き出しの中だったり、利用者様によってなくなるもの、隠す場所はさまざまです。利用者様と関わっていく中で、何がなくなりやすいのか、それはどこにあるのかは大体分かってくることが多いのですが、デイサービスへ行くまでに見つけられないこともあります。
先日の利用者様の送り出しでは、どうしても補聴器と眼鏡が見つからず、結局そのまま行ってもらうことになってしまいました。利用者様は不安な気持ちだったと思います。
利用者様の生活のルーティーンなどを知り、何を考えてどこにしまったのか、推測しながら一緒に探す、というのも私たち訪問ヘルパーの大切な仕事です。
ご家族やケアマネさんと連携し、短い時間でも利用者様とコミュニケーションを取りながら、もっと利用者様の事を知る努力をしなければなりませんね。
また、デイサービスへ出かける前に火の元や戸締りを確認するのですが、それもなるべくご自身にやってもらうのがベストな支援です。
確かにヘルパーがやってしまった方が早いですし、確実なのかもしれません。しかしお声かけ1つでご自身でできることを私がしてしまったら、それは「自立支援」には繋がりませんよね。
「電気を消しましょう」
「戸締りは大丈夫ですか?」
とお声かけをして、ご自身でやっていただいた後に私が確認を行う、というのがデイサービスへの送り出しまでのお仕事です。簡単に思えても意外とバタバタしてしまうことが多いんですよね。自立支援って時間が掛かるんです。
それでもデイサービスのお迎えの車の中で、利用者様は私が見えなくなるまで手を振ってくださっています。その姿を見ていると、なんだかほっこりするんです♪
デイサービスへの送り出しは短い時間の中での支援になってしまいますが、限られた時間の中でめいいっぱいやらせていただきたいと思っています。
利用者様が安心してデイサービスに通うことができるよう、細やかな支援を心掛けていきたいです。
では、次回のヘルパーベリーちゃん奮闘記☆もお楽しみに!